このミステリは主人公およびレギュラー人物のキャラが個性的でおもしろかったです。百人一首配列の解答だけでも一つの小説にできそうなくらいなのに、殺人事件の進行と二重写しで絡んできている感じで。でも私のような文学門外漢でも、興味深く最後まで読めました。独特の雰囲気だけど、結構好きかも。
 で、事件の解決シーンで薬物のことがやたら詳しく出てきていて(以下に内容は出てきますが、ネタバレにはなってないと思います)、最初は読んでもわかんないだろうと美しくすっ飛ばして読んだんですが、改めて読むとまるで薬理の教科書のような・・・(笑)。「コリンエステラーゼを阻害する抗コリン薬を大量に服用したら・・・」とかの記述が二ページくらい続いて・・・読んでると、あれ、コリンエステラーゼ阻害するのってコリン作動薬になるんじゃなかったっけ?とか、微妙に半端な知識しかないため混乱してくるので、やっぱやめときます〜。・・・ちなみに、この作者の方は薬科大卒・・・専門家ですね。

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Ume

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